保線車両
鉄道(軌道も含む)の線路は、重量のある列車が走行するうちに寸法の狂い、磨耗が生じるため、定期的に保守を行い、規定の状態を維持することで安全性を保つ。
この一連の流れを保線といい、これらの作業に用いる車両を保線車両と呼ぶ。
保線作業に用いる資材や車両を留置させておく基地を「保線基地」「保守基地」「基地線」などという。

道床安定作業車
道床安定作業とは、道床更換やマルチプルタイタンパーによる道床搗き固め作業において、道床を弛緩作業後に道床の初期沈下を促進させる作業。
軌道に強制的に振動を与え、道床の初期沈下を促進させるて、翌日の列車徐行を無くすことが可能。
別名、DTSとも呼ばれる。
撮影 1998/11/28
場所 武蔵五日市
-武蔵増戸駅間
三内第二踏切
路線 五日市線
車両 KSP2001
(Plasser&Theurer)
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マルチプルタイタンパー?
マルチプルタイタンパーとは、鉄道の保線用機械の一種で、線路上を列車が走ることで生じる線路のゆがみをミリ単位で線形整正を行う保線用の機械のこと。略して、MTTまたはマルタイとも呼ばれていることが多い。
バラストが主体の軌道の場合、列車走行に伴い、まくらぎが沈降しレールがわずかにゆがむため、定期的なメンテナンスが必要。
マルタイは、軌きょうを連続してクランプと呼ばれている装置で持ち上げ、まくらぎ下面に隙間を空けた状態で、タンピングツールと呼ばれている振動している鉄製の棒をまくらぎ間の道床に突き刺し、まくらぎ下の道床を高圧力でつき固めることにより、1㎜単位で線路の高低狂いを正しく整え、快適な列車の乗り心地を維持する。また、クランプで線路を高上する際には、同時に左右方向へ移動させることにより通り狂いも整正している。
撮影 1998/11/28
場所 武蔵五日市
-武蔵増戸駅間
三内第二踏切
路線 五日市線
車両 マルチプル
タイタンパー?
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