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            パラオでは、大昔の地殻変動により、四方をロックアイランドに囲まれて出来上がった塩水湖の一つ「ジェリーフィッシュレイク」(クラゲの湖)に、陸封された無数のタコクラゲが生息しており、外敵がいないことからここのクラゲは毒性が極めて低く、亜種とされている。  | 
           
          
            | 100720 パラオJFL | 
           
        
       
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            | 分布: | 
            太平洋域。8-9月頃水戸以南の本州・九州・奄美大島・沖縄及び台湾の太平洋岸の港湾に産し、パラオ島及びインド・マレー地方にも分布。基本的には沖縄以南の暖海のクラゲ。夏から秋にかけて、関東以南の温暖な海域に出現。適水温は28℃以上。 | 
           
          
            | 特徴: | 
            傘形は半球状で、直径は通常90-200mm。寒天質は厚いが柔軟。色彩は濃褐色で、黄色の斑点を持つ物が多いが、無色の物、碧色の物、あるいは濃褐色に碧色部を混ぜた物もときどき見られる(サンゴと同様に体中に共生藻をもち褐色に着色するが、時にこの共生藻がなくなり、白,赤,青の体色を呈することがある。赤と青は捕食した餌の影響らしい。また、傘上の白い水玉状の斑点は炭酸カルシュウム。)。8本の太い口腕をもつ。 | 
           
          
            | 備考: | 
            無毒。その他の英名:Golden jellyfish, Mastigias Jellyfish。 
            自然界においてタコクラゲは光合成を行う。宿主であるクラゲは、褐虫藻に安全な生活環境を提供する代わりに褐虫藻から光合成で生産された栄養分をもらう。強い光の下で激しく動き回る。 | 
           
        
       
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