タラバガニ
Paralithodes camtschaticus
異尾下目ホンヤドカリ上科
タラバガニ科タラバガニ属
鱈場蟹/Red king crab
参考 090810 なかがわ水遊園H01 by Ryo 素人が作ったお魚図鑑
水族館等:なかがわ水遊園H01体験交流ゾーン(ギャラリー)
分布: 北海道,日本海、オホーツク海、ベーリング海を含む北太平洋と北極海のアラスカ沿岸。成体は水深30-350mの砂泥底。若い個体は浅い海にも生息。近年バレンツ海(ノルウェー沖)にも移植。
特徴: 甲幅30cm。全身が短い棘状突起でおおわれる。生体は背中側が暗紫色、腹側が淡黄色。甲は丸みがあり、やや前方に尖った五角形。両脇が盛りあがり、複眼間に尖った額角、中央に"H"型の溝。心域(H字の中央下の区画)に6突起。5対の歩脚のうち、第1歩脚は鋏脚で、右が大。第3脚が特に長い。第5歩脚は小さく、鰓室に差し込まれており、鰓の掃除をする。
090810 那珂aqH1
備考: タラバガニ科に分類される甲殻類は食用に珍重され、分布域の沿岸では重要な水産資源の一つ。名前に「カニ」とあるがヤドカリの仲間。カニ類と違い、雌の腹部が左右対称ではない。カニは横方向に移動するのが一般的だが、タラバガニは縦方向に移動できる。