黒部峡谷鉄道 列車 | ![]() ![]() ![]() |
1.現有車両 1-1.電気機関車 ED形(9-11),EDS形(13),EDM形(22, 23, 30-32),EDR形(17-21, 24-29, 33),EDV形(34, 35),EHR形(101, 102) 1-2.蓄電池機関車 BB形(1, 2) 1937年製造。凸型の車体を持ち、登場以来ほとんどそのままの姿で使用。 主に春の営業開始前の線路敷設の際に使用され、営業期間中に利用客が目にすることはまずない。 1-3.ディーゼル機関車 DD形((22,24,25) 箱型(台形)の車体を持つ。22が1979年、23が1985年にそれぞれ協三工業で製造。 主に冬季、営業終了時の設備撤去の際に使用される。 営業期間中には黒薙支線(非電化)への資材運搬用などに使われる。 1-4.客車 客車はトロッコらしく無蓋車に簡便な雨除けの付いたものもあるが、屋根とガラス窓がついている豪華な車両も多い。 ハ形:2軸車(開放型・密閉型)。旅客列車ではなく関西電力職員の専用列車として使用。 開放型車両(ハフ3-11・13・15-20):オープンデッキの客車。 密閉型車両(ハフ51-54):定員16名。座席はロングシートで、点対称の座席配置。 1000形(ボハフ1000・ボハ1000) B型(普通客車)と呼ばれる開放型ボギー車で、56両が在籍。 2000形(ボハフ2000・ボハ2000・ボハ2100) A型(特別客車)と呼ばれる密閉型ボギー車で、13両在籍。 座席は補助席付の固定クロスシート。乗車には特別料金が必要。 ボハ2100は関西電力専用車で、3000形の導入で編成から外されたボハ2033を改造した車両。 2500形(ボハフ2500・ボハ2500・ボハフ2550・ボハ2550) R型(リラックス客車)と呼ばれる密閉型ボギー車で、22両在籍。 座席は転換クロスシート。乗車には特別料金が必要。 ボハフ2550・ボハ2550は関西電力職員の専用車両。 2800形(ボハフ2800・ボハ2800) 2500形の改良型で、側窓が大型化され、屋根の肩部に斜め上を向いた天窓を設置。 6両1編成のみ製造。 3100形(ボハフ3100・ボハフ3000):2011年登場。 2500形・2800形と同じくR型(リラックス客車)と呼ばれる密閉型ボギー車で、12両在籍。 転落防止柵と、非常用の貫通扉を設置。 編成中の1両には車椅子スペースも設けられ、バリアフリーにも対応した車両。 塗装も白を基調に緑と赤のラインが配されたもの。 座席は転換クロスシートで、2500形からの改善点として転倒防止用に掴み手が取付。 乗車には特別料金が必要。 1-5.貨車 ワ形(有蓋車) - 1958年製造。 当初は火薬運搬用。 現在は営業期間中は宇奈月から生鮮食料品や新聞を関西電力黒部専用鉄道(上部軌道)へ向けて搬入。 オシ形(大物車) - 1925年製造。 積載量20tは黒部峡谷鉄道の貨車の中では最大。通常は出平駅に留置。 シ形(大物車) - 1958年製造。 ムチ形(長物車) - 本線のみで使用。 ナチ形(長物車) - ムチ形同様、本線のみで使用。 オチ形(長物車) - チ形と共にレール輸送用として使用。本線のみで使用。 チ形(長物車) - レール輸送用として使用。チ形は関西電力黒部専用鉄道(上部軌道)にも乗り入れできる。 オト形(無蓋車) - 本線のみで使用。 ト形(無蓋車) - チ形同様、関西電力黒部専用鉄道(上部軌道)にも乗り入れできる。 現在の貨車の最大勢力。一部の車両はごみ運搬用のコンテナを積み、「峡谷美人号」と名付けられている。 また一部の車両にはタンクを積んでタンク車のような形態になっているものもある。 1-6.特殊車 保線車 (2,3) 保線車2は1999年に従来使用されていた保線車の代替として、保線車3は保線車1の代替として2009年に製造。 毎日の営業運転開始前のパトロールや夜間の沿線点検作業で使用。 車籍を有するため、列車後部に連結され本線を走る姿を見ることもできる。 SP1 春の営業開始前に除雪作業を行うロータリー式除雪車。日本除雪機製作所にて製造。 車体が360度旋回する。往復除雪だけでなく、車体を斜めにスイングした状態での走行及び除雪作業が可能。 車籍はない。 2.過去の車両 2-1.電気機関車 EB形(1-3,5-7,12) 1925年から走っていた機関車。1984年廃形式。 凸形機だったEB3以外はL字型の車体で、登場当初は集電用のトロリーポールを人力で操作して運転。 EB5は登場当初の姿に復元の上、宇奈月駅前の黒部川電気記念館の正面入口前に保存。 2-2.ディーゼル機関車 DB形(11):1958年製造。動軸2本。除雪車でもあり除雪用ロータリーヘッドには別途従輪を持っていた。1985年廃車。 DD形(21):1979年廃車。 2-3.客車 3000形(ボハ)3000 P型(パノラマ客車)と呼ばれる密閉型ボギー車で、1986年に登場し、1両のみ在籍した。 乗車には特別料金が必要だった。2012年をもって廃車、除籍。 |
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ED形電気機関車 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
黒部峡谷鉄道が所有する直流用電気機関車。 製造が長期にわたっており、車体が、初期に製造された凸形・L形,後期に製造された箱形。 ED形の改造もしくは改良増備で登場 EDM形電気機関車 EDR形電気機関車 ED形の改造で登場 EDS形電気機関車 |
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EDM形 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
1990年製造のEDM31と1991年製造のEDM32は当初からEDM形として登場。 EDM24-EDM29は再度下回りを改造され、EDR形になっている。 |
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EDR形 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
1994年製造のEDR33以外はED形として登場した車両。 EDR24-EDR29はEDM形を経て(番号同一)EDR型に改造。 EDR17-EDR21はED形から直接(番号同一)EDR型に改造。 EDR17は本形式で唯一の凸形から箱形への車体交換され、旧車体はEDS13に流用。 |
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EH形電気機関車 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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EHR形 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
日立製作所が1974年に凸形電気機関車のED15, ED16を改造したもので、EH101, EH102 の2両が製作。 名目上改造機ではあるが、種車からは電動機が流用されたのみで、車体や台車などは全て新製。 EH101, EH102あわせて336kWの出力を持ち、軌間762mmの特殊狭軌(ナローゲージ)では日本最強力の機関車。 国鉄EH10形電気機関車と同じ形式で2両連結車体に片運転台の所までは共通だが、こちらは単機でも運転できる。EH形と称するもの各車体がそれぞれ別の番号を称するが、一方向しか運転台がない。 1993年に増速改造が行なわれ、EHR形EHR101, EHR102 に改められた。 |
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ハ形客車 | ||||||||||||
旅客列車ではなく関西電力職員の専用列車として使用。 C車:開放型車両(ハフ3-11・13・15-20):オープンデッキの客車。 K車:密閉型車両(ハフ51-54):定員16名。座席はロングシートで、点対称の座席配置。 |
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1000形客車 | ||||||||||||
車内は枕木方向のシート。 56両が在籍。 |
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ボハフ1000形 | ||||||||||||
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2000形客車 | ||||||||||||
13両在籍。 座席は補助席付の固定クロスシート。 乗車には特別料金が必要。 ボハ2100は関西電力専用車で、3000形の導入で編成から外されたボハ2033を改造した車両。 |
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ボハフ2000形 | ||||||||||||
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2500形客車 | ||||||||||||
2500形(ボハフ2500・ボハ2500・ボハフ2550・ボハ2550)は、22両在籍。 座席は転換クロスシート。乗車には特別料金が必要。 ボハフ2550・ボハ2550は関西電力職員の専用車両。 2800形(ボハフ2800・ボハ2800)は、6両1編成のみ製造。 2500形の改良型で、側窓の高さを790mmから920mmに拡大。 屋根の肩部に斜め上を向いた天窓を設置。 |
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2500形 | ||||||||||||
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貨物車 | |||||||||||||
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オト形 | |||||||||||||
本線のみで使用。 33両在籍。 車輪径とホィールベースはト型と同じ。 |
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