サケガシラ Trachipterus ishikawae |
アカマンボウ目フリソデウオ亜目 フリソデウオ科サケガシラ属 |
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裂頭・鮭頭/Lowsail ribbonfish |
標本 | 20180910 美ら海4標本・海獣類 | by Ryo |
水族館等:沖縄美ら海水族館4標本・海獣類 | |
分布: | 北海道から沖縄県までの日本近海の太平洋、日本海全域。沖合中層域200-500m。他のフリソデウオ科の魚のように、ごく稀に台風や大時化の後に、沿岸に漂着することがある。 |
特徴: | 体長2.7m。大型魚類で、体型がタチウオに似て細長い。体色は銀白色で、背鰭は朱色。成魚は体が横に扁平となり、眼は大きくて、眼径は吻長より大。口吻は下に向かって長く伸びる。尾鰭は小さく上を向く。腹部側には小さな棘のような鱗が多数並んで生える。近縁種であり、体型がよく似ているテンガイハタの頭部上部がなめらかなのに対し、本種は頭部上部に陥没したようにも見える溝がある |
備考: | 浮き袋がなくそのままでは沈んでしまうので、体を斜めにして背びれを動かし、立ち泳ぎする姿勢をとると考えられる。深海の水圧に耐えるように体がぷよぷよして柔らかい上、肉は水っぽくて生臭く、調理しても不味くて、食用には向かない。 |