| 分布: | 
            大韓民国、中華人民共和国、中華民国(台湾)、朝鮮民主主義人民共和国、日本、ロシア南東部。 
            模式標本の産地(基準産地・タイプ産地・模式産地)は横浜市。中華人民共和国北東部・ロシア南東部のアムール川・ウスリー川流域で繁殖し、冬季になると大韓民国、日本、台湾、香港、長江中流域へ南下して越冬。日本では冬季にまれに飛来(冬鳥。
             
            分布域は東アジアに限られる。また、総数も推定2,000〜3,000羽と少なく、絶滅の危機にある。  | 
          
          
            | 特徴: | 
            全長110-115cm。翼長58-67cm。翼開長195cm。体重5kg。全身の羽色は白いが、風切羽は黒が混じる。  
            嘴長オス26.1-27.3cm。嘴は黒く、基部は赤い。眼の周囲は皮膚が赤く裸出。後肢は赤い。  | 
          
          
            | 備考: | 
            河川・池沼・湿原などに生息し、日本では里山に囲まれた水田や河川のある里地に生息していた。大陸部では9月中旬から10月中旬に渡りを始め、越冬地に10月中旬から12月に飛来し翌3月上旬まで留まる。
            成鳥になると鳴かなくなる。代わりに「クラッタリング」と呼ばれる行為が見受けられる。嘴を叩き合わせるように激しく開閉して音を出す行動で、ディスプレイや仲間との合図に用いられる。
             
            魚類、カエル類、ヘビ類、鳥類の卵や雛、齧歯類、昆虫などを食べる。水生動物は浅瀬で、ヘビ・鳥類の卵や雛・ネズミや昆虫などは乾燥した草地で捕食。
            主にザリガニなどの甲殻類やカエル、魚類を捕食。ネズミなどの小型哺乳類を捕食することもある。  | 
          
          
            | 分類: | 
            以前はC. ciconia(現:ヨーロッパコウノトリ)およびその亜種C. c. boycianaの和名がコウノトリとされていた。ヨーロッパコウノトリとの間に雑種ができるため亜種とする説もあったが、DNA交雑法では別種。
             
            広義のコウノトリは、コウノトリ亜科に属する鳥類の総称。ヨーロッパとアフリカ北部には、狭義のコウノトリの近縁種であるシュバシコウCiconia
            ciconiaが棲息。羽色は似ているが、クチバシは赤。こちらは数十万羽と多い。「コウノトリが赤ん坊を運んでくる」などの伝承は、シュバシコウについて語られたものらしい。
             
            シュバシコウとコウノトリとの間では2代雑種までできているので、両者を同一種とする意見も有力。この場合は学名が、 
            シュバシコウはCiconia ciconia ciconia、 
            コウノトリはCiconia ciconia boyciana。 | 
          
          
            水族 
            館等: | 
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